今回は、「ニート」について書いていきます。
仕事を辞めて初めて気づいた「ニートの時間の大切さ」について、自分の経験と共に書いていきます。
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「ニート」の定義
そもそもニートの定義がどうなっているのか、真剣に調べる人も少ないと思うのでまとめます。
ニートの定義は次の通りです。
- 就学・就労していない、また職業訓練も受けていないこと
- 15〜34歳までの非労働力人口のうち通学・家事を行なっていない者
ニートは英語であり、日本では「若者無業者」と呼称しています。
つまり、15〜34歳までで専業主婦(主夫)を除き、求職活動に至っていない者のことを言います。
フリーターや失業者とは区別されており、正社員や派遣社員での就労を希望する者であれば、具体的な求職活動に至っていない無業者であっても「ニート」には分類されません。
なぜニートの時間が大切なのか
「ニート」と聞くとあまり良いイメージが湧きませんよね。
就労は人生の中でとても重要で、自分はニートになりたくないと思っていました。

そんなニートの中でも、人によって3つパターンがあると考えます。
①働きたくない人
純粋に怠けているだけの人、ずっと遊んでいたい人、勉強や趣味に専念したい人
②働かなくていい人
お金持ちで働く必要のない人
③雇われて働きたくない人
雇用されず、自分で仕事を作って生活をしたい人
結論から言うと、自分は③のタイプに近かったもののニートにはなれませんでした。
しかし今になって思うのですが、ニートになれば良かったととても後悔しています。
では、なぜニートでいる時間が大事なのか2つの理由から説明していきます。
①無理に頑張らなくていいから
自分は、新卒で3年間勤めた高校の教員の仕事を辞めました。
自分で言うのもおかしな話ですが、勤勉に働き、学校に貢献した3年間でした。
しかしあまりの過重労働で疲れてしまい、退職しました。
転職活動をしていたわけでもなく、次の仕事が決まっていたわけでもないので、ニートまっしぐらです。

しかしニートになりたくなかった自分は、開業届を提出し自分で仕事を始めました。
詳しくはこちらの記事に書いてあります。
開業したものの、お店に関するノウハウや経営の知識があったわけでもないので当然のようにうまくいかないことの連続でした。
3月に退職して4月から開業は、かなり厳しい話で結局予想以上に頑張ることになりました。
やっぱりニートになれば良かったなと思うこともありました。
なぜそんなふうに思ったかと言うと
失業保険の存在があったから
失業保険とは、会社を退職してから転職活動の間に給付される失業手当のことです。
ハローワークで申請すれば1日2000円〜6000円給付されます。
働く意思さえあれば、働いていなくてもお金がもらえるんです・・・
ただ細かい点を考慮すると、失業手当を受給するためにはニートは卒業しなければなりません。
詳しくはこちらを参考にしてください。
https://mynavi-job20s.jp/howto/unemployment_insurance.html
自分の場合は、開業届を提出して自分で仕事をしていたので失業手当を受け取ることはできないとハローワークに言われてしまいました・・・
無理して頑張らなくても失業手当で生活しながら次のことを考えることも一つの方法だったのです。
②時間を作ることができるから
ニートの1番のメリットとも言える「自分の時間」です。
自分はこの3年間決まった勤務時間や休日の出勤など、固定された生活パターンを過ごしていました。
勤務時間内の外の出来事や様子は、インターネット以外で実際に見ることはできませんでした。
お昼時の街の様子はどうなっているのか、夕方の駅はどんな感じなのか。
身近な地域に限らず、行きたかったところや見たかったもの全てです。
しかし仕事を始めてしまえば、お客さんがいたり、営業や取引先があり自由な時間は限られてしまいます。
学校に勤務しているときに比べれば、自分でお店をやっている時の方が圧倒的に自由を手に入れることはできましたが、その自由が無限にあるわけではありません。
ニートだからできる時間の使い方のチャンスを逃してしまったのです。
最後に
今回は自分の経験をもとに、ニートの時間は大切であると感じたので記事を書きました。
自分が仕事を辞めてから、開業届を出す前に気づいていればよかったと思う反省点です。
しかしなぜすぐに開業届を提出して仕事を始めてしまったのかを自分なりに考えてみました。
今までの自分は、義務教育を終え、高校に進学して、大学も浪人することなく進学し、新卒で就職。
こんな人生を歩んできていました。
これはとても幸せなことであり、安定した人生でした。
しかしそれだけでは気付けなかったものはたくさんあり、一つ失敗してしまうと全てが崩れてしまうような恐怖感がありました。
だからニートになることを恐れ、すぐに開業届を出したのではないかなと思います。
しかし今思えば、自分を見つめ直す時間が必要だったのかもしれません。
時間はすべての人に平等に与えられています。
その時間をどのように使うかは、結局自分次第です。
今回は、これで以上です。