初めてホームページを作成する方、すでに存在するホームページのリニューアルを検討されている方に向けて、ホームページを作る前に考えておきたいことをまとめました。
自分で作成するという方や、外注を予定している方がスムーズにホームページ制作を進められるように、サイト作成までの流れを書いていきます。

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サイトの指針を定める
ホームページ制作の第一歩は、サイトの指針を定めることです。
「とりあえずWebサイトがあればいい」という状態では、行き当たりばったりな運用になり、ホームページの統一感がなくなってしまいます。場合によっては、そこまで作成したものを作り直さなければいけなくなります。
まずはホームページを作る上で、次の3つのことを考えてください。
- どんな時に使いたいか
- どんな人がどんな時に利用するのか
- 何をするサイトなのか
ホームページを運用する人、ホームページを利用する人の目線から全体の構図を考えていきましょう。
どんな時に使いたいか
ホームページを運用する目線から、どんな時にホームページを利用したいかを考えます。
会社名や所在地が書かれているだけのホームページでは、名刺がネット上に掲載されただけになってしまいます。
名刺ではできない、Webならではの機能をリストアップしました。
業務的な機能
- 最新の情報をお知らせしたい
- お問い合わせをメールで受け取る
- お見積を画面上で計算させたい
- 動画を配信
- ユーザーとのコミュニケーション
- アンケート調査の実施
- ネットショップで商品のオンライン販売
- Webで会議や打ち合わせ
- 株価、天気などをリアルタイム更新
- 会員だけにマイページを設置
デザイン的な機能
- 試合や記録のネット中継
- 動くコンテンツをユーザーに楽しんでもらう
- 商品紹介を動画や、写真が次々と変わるスライドショーでPR
- SNSと連携
ここに挙げたもの以外にも、Webで利用できる機能はあります。
その中でも大事なのは、Webサイトを業務として運用する以上は利益を生むことを考えなくてはいけません。
売上のように数字でハッキリ表示できる利益から、評判や口コミ・イメージアップなどの数字で表せない利益もあります。
アクセスしてくるユーザーをしっかりと見込み、必要な機能を選んでいきましょう。

どんな時に見たいか
ホームページを利用する人の目線から、どんな時にホームページを見たいかを考えます。
ホームページからどのような情報を得られるのか、どんなサービスを受けられるのかなど、目的やメリットをユーザーに分かりやすく伝えることで、ユーザーはホームページを見てよかったと感じることができます。
そのように感じていただくことができれば、次の情報を知りたい、次のサービスについて調べたいとホームページを見たいと思う気持ちが生まれていきます。
ホームページを見るきっかけとなる2つの機能について書いていきます。
ブログ
ブログと聞くと、有名人の日常や趣味の日記のようなイメージをお持ちの方もいると思います。
ホームページの場合も同様に、会社や個人の日常、専門的な情報を日記のように更新することでWeb上でファンを集めることができます。
まずは日常をブログに書くことです。
ホームページを運用している場所でどんなことが起きているのか、どのような日課で動いているのか、どんな様子なのかを閲覧している人が情報をキャッチすることができます。
その様子を見て、商品を購入したり、サービスを受けようと思うきっかけになるのです。
次に専門的な情報を記事にすることです。
提供しているサービスや商品に関連する専門的な知識を記事にすることで、ユーザーは記事から学ぶことができます。
サイトに訪問するということは、少なからずその分野の情報を求めているということです。
そこで関連する知識が書かれていれば、サイトへの期待感に変わります。
ブログを通して自分達の良さに惹かれて集まってくれるユーザーと、コンテンツを結びつけることがホームページの担う役割なのです。

オンラインサービス
オンラインショッピングのように、実際の店舗に行くことができない人が商品を購入できるサービスや、塾の配信などオンライン上で受けられるサービスのことを総じてオンラインサービスといいます。
オンラインサービスの中から代表的な機能をピックアップしました。
- オンラインショッピング
- オンラインゲーム
- オンラインスクール
- 動画配信サービス
- 電子書籍
- オンライン診断
自分の好きな場所で、携帯やパソコンからサービスを受けることができるのは、オンラインサービスの最大のメリットです。
2つの機能について書いてきましたが、このような機能を活用することでユーザーとの接触頻度が増え、ホームページを見たいと思う回数が多くなっていきます。
もちろんホームページのベースとなるのは基本情報です。
・どこにある、どんな会社(人物)なのか
・営業時間や外観(写真)はどうなのか
この基本的な情報にプラスして、サイトを訪問する機会を増やす機能を整えることでユーザーは親近感を持ってホームページを見ることができるのです。
必要な機能を決める
次に提供したい機能と、ユーザーが求めている機能が近づくように必要な機能を決めていきましょう。
まずは、ターゲットユーザーを定めることで必要な機能を見つけ出すことができます。

ターゲットユーザーを定める
サイトに訪問してくれるであろう、メインのターゲットユーザーを定めます。
ターゲットごとに必要な機能を探り、自分が予定している機能と一致するユーザーをメインのターゲット層として設定してください。
次に、ターゲットユーザーが求めるコンテンツとは何か?を考えます。
ターゲットユーザーと実際にサイトに来てくれる人のギャップが小さければ、適切な情報を届けることができます。
そのために、ユーザーのニーズを探る必要があります。
ユーザーが使いそうな検索キーワードを探したり、ユーザーが読みそうな本、興味を引きそうなキャッチコピーを探して、コンテンツを用意できるように考えていきます。
ホームページ完成後に想定外な訪問者ばかりで、思いもしなかった問い合わせに対応しなければならなくなる状況を避けることにもつながります。
ターゲットユーザーを意識した機能選びが大切になります。
最後に
冒頭でお伝えした「サイトの指針を定める」の3つ目のポイントである「何をするサイトなのか」
これは、ターゲットユーザーを意識した機能選びによって決まります。
ホームページの基盤となるターゲットユーザーを意識した機能が決まっていれば、あとは実装したい機能に優先順位をつけておき、段階を踏んで、ステップアップしながら、機能を足していくような運用をしていくことができるのではないでしょうか。
ここから先はいよいよホームページ制作です。
サイトの企画、ドメイン、サーバーの取得、WordPressのインストール、初期設定、メインページの作成、記事の作成、機能の追加、セキリュティ対策などの作業が始まります。
行き当たりばったりなホームページ運用にならないように、制作前にしっかりと見通しを立てて素敵なホームページを制作していきましょう。
本サイトでは、ランディングページ(集客用のページ)の制作代行を受け付けています。
詳しくはこちらをご覧ください。
今回は、以上です。